| ゲーム名称 | スーパーゴールド (SUPER GOLD) |
| メーカー | 太陽電子 株式会社 (現在のタイヨーエレック) |
| 台枠メーカー | 株式会社 森木工 (現在の森創) |
| 製造年 | 昭和57年5月 (1982年) |
| 本体寸法 | 幅:520mm、奥行:160mm、高さ:808mm (本体のみ) |
| 重量 | 23kg |
| 使用電源 | AC100V 50/60Hz |
| メダル容量 | 100枚 |
| ドロップメダル容量 | 約500枚 |
| コインセレクター(メダル) | 自社製 |
| メダルソレノイド | 自社製 |
アレンジボールは元々パチンコ店に設置されていたものだが、
アミューズメントゲーム用としてリメイクされ、駄菓子屋やゲームセンターなどに設置された。
アレンジボールの特許は太陽電子が持っていて、サミーなど数社が許諾を得て製造していた。ゲーム内容は、パチンコのように玉を打ち出し、@からOまでの数字の書かれた穴に入れて、 盤面のランプを、タテ、ヨコなどに揃えると、メダルが払い出される。 なかなか奥の深いゲームであり、駄菓子屋とパチンコ店に設置されていたという事もあり、 子供から大人まで幅広い年齢層に人気があった。 |
ゲーム盤面は、「モリワク」の愛称で知られる森木工が製造したもの。
森木工はパチンコ盤面、アレンジボール盤面をOEM生産するメーカー。
アレンジボールをライセンス製造していたサミーの盤面も森木工製のもの。
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現在では見る事が無くなった、手打ち式のパチンコレバー。
レバーの左側にあるのが、メダル払い出し口である。
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このゲームの特徴であるチューリップが開く条件のインストラクション。
1球目で左の7セグが止まり、2球目で右の7セグが止まった時に、
7、77、55などの同数だとチューリップがそれぞれに設定された秒数開く。
チューリップが開いている間に球を入れる事ができると、
左のチューリップではACEFが点灯し、右のチューリップではIJLNが点灯する。また、天チャッカーに入ると、点数が2倍になるというのも、他に無い特徴である。 |
ランプパネルの上段には、見慣れた@からOのランプ配置があり、
下段には外枠8つのランプと7セグが2つ配置されている。得点(メダル枚数)は、縦に揃えると2点、横に揃えると2点、 外枠8つのランプを全て点けると3点となる。 また、天チャッカーに入ると、獲得点数が倍になる。 最高得点は規定により10点までとなっている。 |
パチンコ台と比べると、球を供給する機構が無い分、シンプルな作りとなっている。
また、パチンコの場合、球は店内を循環し他の台と共有しているが、
アレンジボール場合、メダルは投入された台の中でのみ循環している。
つまり、メダル切れになれば、台を開けてメダルを追加する事になり、
ドロップメダルボックスに入ったメダルは、台を開けて回収する事になる。
このスタンドアロンとなっているところが、アミューズメントゲーム用に転用し易かったのだと思われる。
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CPUはMC6802互換製品である富士通−MB8870N、ROMは16kが1つという構成。
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この写真の裏側にランプが実装されている。ランプはソケット式で実装されているので、
電球が切れた時は、交換が簡単にできる。
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@からOのチャッカーと、2つのチューリップの分のチャッカーが2つあり、
合計18個のマイクロスイッチが一列に並んでいる。
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このコインセレクターは作りがとても単純である。
また、リジェクトボタンも付いていないので、メダルが詰まった時は、台を開けなければならない。コインセレクター自体には、メダルが投入された事を検出するマイクロスイッチは付いてなく、 その下にある黒いプラスティック製のガイドレールにマイクロスイッチがあり、 メダルがこのガイドレール上を滑り落ちる時に、メダル投入を検出する。 |
投入されたメダルはソレノイドパイプに入って循環する事になる。
ソレノイドパイプが一杯になると、メダルはパイプ上を通り抜けて、ドロップメダルボックスに落下する。
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